排水管のメンテナンス
排水管はその名の通り、風呂場や台所、洗濯機の排水を流す管のため、汚れが蓄積されやすい場所です。
なので、定期的に高圧水洗浄を使って排水管の内部にたまった汚れを取り除き、トラブルを防ぐ必要がありますが、排水管清掃を行う際に居住者の在宅協力を得られず、実施ができない住戸が出てしまっている管理組合も少なくありません。
排水管清掃を行う際は居住者の在宅のもと室内から洗浄工事を行うため、事前に日程を提示した上で居住者に在宅してもらう必要があります。
給水管のメンテナンス
貯水槽方式のマンションにお住まいの場合は、貯水槽の点検は定期的に行っているのではないでしょうか。
給水管は排水管と異なり、きれいな水が通り、詰まりを発生させるような汚れがたまらないため、排水管よりは清掃や点検への関心が低いかもしれません。
しかし、給水管が劣化してきた場合、漏水するだけでなく普段使用している水の水質が劣化してしまうという問題が起きてしまいます。
劣化が進んでくると水から異臭がしたり、サビの混ざった水が水道から出てくるといったトラブルに繋がりますが、給水管の交換には高額な費用がかかり、すぐにできるものではありません。
そこまで劣化してしまう前に2年~3年に一度は給水管も点検しておくことが望ましいです。
また、給水設備には給水管の他に水を送るための給水ポンプの点検も必要です。
給水管自体は30年が交換の目安といわれていますが、給水ポンプは16年ほどで交換していただくのが望ましいです。
給水管が無事でも給水ポンプが使えなければ水を使うことができないので、給水ポンプの点検も忘れず行うようにしましょう。
貯水槽清掃
水道管は鉄製で使用されているものが多く、私たちが普段使用する水には多少のサビが含まれます。
もちろんサビによって貯水槽は汚れサビ色に変色してしまい、数年間貯水槽の清掃を怠ると建物全体の水がサビ臭くなったり、サビ水が出てくるなど生活に支障をきたしてしまう場合もあります。
そのため貯水槽の清掃は必要不可欠であり、清掃だけでなく、水を清潔かつ衛生的に使用するためにメンテナンスを行う必要があります。